亡くして知ったこと・勘違い・・元・旦那へ
ねえ、父さん
私の母ちゃんがあと、数ヵ月持たないという頃
生まれたばかりの赤ちゃんがいる私は
母のために、付き添いが出来ないで
泣きながら、父さんに子守りを頼んだことがあったよね
そしたら、父さんは
一人の子供であるより、
三人の母親であることを忘れるな
そう言ったよね
だから、私は思うように、母ちゃんの介抱が出来なかった
私は
なんて意地悪な奴だ❗って
長いこと、恨んでた
だから、義母さんが床についたとき、
充分過ぎるほどの、義母さんと父さんとの時間をあげた
子供たちの事は気にしないで良いから、義母さんとの時間を作ってほしいって
あれは・・・・
あてつけだった
だって、ずっとずっと思ってたもん
私は、死んでいく母ちゃんとの時間をもらえなかった
私に、付き添いにいく、ほんのわずかな時間さえもらえなかった
父さんは、自分が子守りをしたくないがために、私に時間をくれなかった
そう思ってた
違ってたの?
父さんが死んでしまって
娘たちはたくさん泣いた
狂ったように泣いた
そばで、幼い孫たちが不安げにしてた
いつもなら、場をわきまえずに、はしゃぐ孫たちがおとなしかった
娘たちの哀しい気持ちがわからないでもなかったよ
でも、私も言ってしまった
しっかりしなさい❗
親でしょうが❗
ママでしょうが❗
ごめんね、父さん
そういうことよね
今頃、気づいた